恵まれた地形 鈴鹿山脈で育てた、伊勢茶

三重県で生産されるお茶の総称であり、三重県産100%の緑茶です。(平成19年4月13日付けで特許庁の地域団体商標(地域ブランド)に「伊勢茶」が商標登録されました。

・ 古文書によると、西暦900年代(延喜年間)の初め頃、飯盛山浄林寺(現 在の水沢町一乗寺)で茶が栽培されたとの記録があり、また背書国誌には明 恵上人(1173年~1232年)が、伊勢の川上に茶樹を分植すると記されて いることからみても、伊勢茶には古い歴史があります。

・ 三重県のお茶の栽培面積・生産量は、静岡県・鹿児島県に次いで全国3位のお茶の産地であります。
・ 南北に長い三重県では、産地の特性を活かしたお茶が栽培されています。
 鈴鹿山脈山麓の北勢地域では煎茶やかぶせ茶。中南勢地域では台高山脈、
赤目・室生山系等の山沿いの恵まれた条件を活かして煎茶や深蒸し煎茶と、それぞれの産地でお茶の栽培に携わる人々は、多くの方々に美味しく飲んでいただけるお茶づくりに努力を重ねています。 

・ 新茶の収穫時期は、4月下旬から5月中旬頃。伊勢茶は、恵まれた立地条 件の中で丹精込めて育てられるため、生育も良く、また、二番茶までしか摘 採しないことから、葉肉が厚く、コクのある味わいのお茶となります。煎茶 のさっぱりした味や、かぶせ茶のまろやかな美味しさ、深蒸し煎茶の渋みの 少ないコクのある味や香りが好評です。